JBAは次の各委員会を設け、吹奏楽界のより一層の発展を目指して活動しています。

 
生涯学習・社会教育委員会
現在の日本には、過去において吹奏楽を経験した社会人が1300万人以上いるといわれており、生涯学習としての吹奏楽は非常に重要な存在となっています。JBAは近年増加しているバンドの指導者育成を目的として、生涯学習と社会教育事業を推進しています。そのため、以下の講習会等を行っています。

a)吹奏楽ゼミナール
吹奏楽界において、現在第一線で活躍している指導者を講師に迎え各受講者に適したコースを設定し、演奏技術と音楽的表現力の一層の向上を目指したゼミナールです。

b) 吹奏楽指導者資格認定
バンド・ディレクターの知識及び技術、あるいは指導力・判断力を客観的に評価し、指導者としての資格を1級・2級・3級に分けて認定しています。

 
指揮法講習会
斎藤秀雄著「指揮法教程」を主教材として、バンドディレクターを対象とした講習会です。指揮の理論と実習を柱とした内容で、入門から体系的かつ実践的に行う講習会として評価されています。
 
吹奏楽楽曲開発委員会
JBAは創立の翌年である昭和43年より日本人作曲家による優れた吹奏楽作品の開発と吹奏楽作曲者 の育成を目的として作曲賞を創設してまいりました。昭和51年より株式会社千修初代社長下谷修久氏から の賞金提供により「JBA下谷賞」と改称し作品募集を行ってまいりました。
その後「21世紀の吹奏楽"響宴"」実行委員会などとの連携なども経て、令和4年よりJBAが独自に作品募集と選考を行い「JBA下谷賞」を贈呈しています。なお賞金のご提供は株式会社千修取締役会長下谷隆之氏(JBA顧問)からのご寄付によるものです。
 
ソロコンテスト委員会
JBAは毎年春期に「全日本中学生・高校生管打楽器ソロコンテスト」を実施しています。コンテストは管打楽器を演奏する中・高校生の技術の向上を目的とし、JBAの全国的な支部、部会組織をあげて予選会を開き、選抜された支部代表者が本選会に出場する仕組みとなっています。
 
吹奏楽発祥の地記念碑保存委員会
明治2年薩摩藩士31名が、横浜市の本牧山妙香寺においてイギリス陸軍軍楽隊隊長 J.W.フェントン氏の指導を受けて日本の吹奏楽は始まりました。時は移って昭和62年秋、JBAが中心となって広く吹奏楽界から浄財を集め、平成元年9月妙香寺境内に記念碑を建立しました。以来毎年秋「吹奏楽発祥の地記念演奏会」を開催しています。
 
国際交流委員会
国際化時代を迎えて、JBAは偶数年にアジア太平洋吹奏楽指導者会議(APBDA)に、また奇数年には世界吹奏楽会議(WASBE)に参加し、人的交流を深めると同時に、吹奏楽のインターナショナルな普及とレベルの向上に努めています。
 
広報・研究委員会
会報の発行、紀要(小論文集)発刊、ホームページ開設、その他演奏会の後援などの広報活動
 
「吹奏楽の日」委員会
JBAは吹奏楽が我が国の文化として幅広く根付くように、「文化の日」である11月3日を「吹奏楽の日」と定め、全国各地で演奏会やイベントが開催されるよう啓発活動を行っています。ただし、各地会場等の実情に合わせこの日程にこだわる事なく年間を通して行事は開催されています。